高校受験対策!教科別の勉強法

   

人生において最初の壁になるであろう高校受験。
今回は、どういう風に勉強していけばいいかを科目別にみていきます。
あくまで勉強法の指標を示すのが目的なので、具体的な問題や解法には触れません。
それでも最初から知っておけば効率的に点数アップにつながると思うのでお付き合いください。

国語

読書をする習慣をつけましょう。
読む本は活字であれば小説でもなんでも構いません。
できれば自分に合ったレベルの本が望ましいです。
漫画はだめです。
とにかく文字に慣れ、テストに関しては早く読めるようになれば有利です。
国語は過去問を解くのは直前の2週間~1か月でいいです。
それまではとにかく読書量を確保します。
余裕があればわからない言葉は辞書で調べましょう。
余裕なければスル―でもOKです。
漢字についてはしっかり勉強しましょう。
国語の試験では漢字は本文を読まなくても解けるので、全問正解を狙いたいです。

数学

とにかく問題に数多く取り組みましょう。
理数系科目は覚えるだけでは点数が取れないので、単純に経験した問題数がものを言います。
得意な問題を極めるよりは、苦手をつぶしたほうが点数は伸びやすいです。
公式等は意味を理解して完璧に覚えるか、それができなければ試験開始直後に余白に書いてしまいましょう。
焦って思い出せないことがあります。

英語

単語の意味をひとつでも多く覚えましょう。
また、洋画やアメリカドラマを見るのも有効です。
英語文化圏の常識や行動を肌で感じましょう。
というのも、日本語に訳すことはできてもなぜそんなことを言うのか理解できない場合があるからです。
「こういう文化なんだ」とわかっていれば、逆に一部の単語がわからなくても、なんとなく情景が浮かぶはずです。
リスニングテストがある場合は、洋楽を聴いておきましょう。
聞き取れなくてもいいので、できれば歌詞を見ながら聞いておくと発音のクセが見えてきます。

理科

数学よりもやや覚える比率が高いです。
楽をするために、例えば化学式は覚えるしかありませんが、化学反応式は丸暗記ではなく自分で組めるようになりましょう。
授業中に行った様々な実験を思い浮かべ、試験で出てくる言葉とイメージを結び付けましょう。
数学と同様に得意な部分を伸ばすよりは苦手を消す勉強をしていきましょう。

社会

ほぼ暗記科目です。
特に年代の暗記は数が膨大ですので、語呂合わせ等を活用して覚えていきましょう。
時間があいたときには各時代についての本や映像を見るのもいいです。
特に本だと国語の力もつきますので一石二鳥です。
時代背景を知っておくことで記憶しやすくなります。

記憶法

特に社会の歴史のように覚えることが多い場合、少しでも効率的に覚えたほうがいいです。
時間も省略できるし、忘れにくいからです。
そこで簡単にできる記憶法をご紹介します。
例)江戸時代に寛政の改革を行った人物の名は?
  答え 松平定信
これを覚えることにしましょう。
①まず、問題の要素を抜き出します。
 今回だと、寛政の改革・松平定信です。
②要素を覚えます。
 何度も見ながら寛政の改革・松平定信と口に出したり書いてみます。
③空で言えるようになったら、一方の要素からもう一方を思い出せるように記憶します。
 寛政の改革と見たら松平定信が浮かび、松平定信と見たら寛政の改革が浮かぶように意識します。
④30秒~1分間別のことを考えた後に思い出せるかテストします。
⑤思い出せたら1時間後にもう一度確かめます。
⑥翌日また同じように思い出せるか確認し、思い出せれば記憶していると言えます。
この途中で思い出せなければまた②から始めてください。
人間の記憶は一時記憶・短期記憶・長期記憶に分かれますが、試験で重要なのは長期記憶です。
ある実験では、1日後まで記憶できたことは1か月後もほとんど覚えていました。
したがって翌日まで覚えているというのがひとつのラインになります。
初めて明確に合否判定され、初めて長期的に勉強する高校受験。
皆さんが無事合格できるよう、少しでも効率的に勉強し、余暇はしっかり楽しんでくださいね。

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