車いすの演歌歌手・木田俊之さんの生き方

   

青森県大鰐町で生まれた木田俊之さん
車いすに乗った演歌歌手の壮絶な半生とその生き方についてのお話です。
難病と闘いながらも色んな想いを背負って歌う木田さんは、何を思うのでしょうか。
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木田俊之さんの半生

木田さんはタクシー運転手時代に趣味のひとつとして演歌を歌い始めました。
結婚し子供も生まれましたが、30歳の時に公園で子供とかけっこしようとしたところ、体に変調を覚えます。
ここから筋ジストロフィとの闘いとなりました。
8年間もの闘病生活を強いられましたが、同じ病気と闘う患者さんとの出会いをきっかけに歌手を目指すことになります。
木田さんは椅子に座りながら多くのカラオケ大会に参加し、「第4回櫻田誠一杯全国演歌大賞」で優勝を収めます。
そしてその4か月後、キングレコードより「蟹船」「こころ」で念願の歌手デビューを果たしました。
それからもこの難病と闘い続けながら、「紅白歌合戦」出場を夢見て歌い続けています。

筋ジストロフィ

筋ジストロフィとは、骨格筋の壊死や再生を主病変とする遺伝性筋疾患の総称です。
タンパク質の機能が阻害され、細胞の正常な機能を維持できなくなります。
結果筋肉の変性壊死が発生し、筋力の低下で運動機能に障害をもたらします。
運動機能の低下のほかにも、呼吸機能障害、心筋障害等多くの機能障害・合併症を伴います。
現在日本では人口10万人あたり17~20人程度の割合で罹患されていると推測されています。
そして今現時点では根本的な治療薬はありません。
こんな状況でも夢を見ることができる木田さんの強さに心打たれます。
夢に向かってひたむきに頑張りたい、と勇気をもらえますね。
それでは今回はここまでです。
皆さんもぜひしたいことに全力を注いでくださいね!

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